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インフルエンザが発熱を伴うことが多い理由

インフルエンザというのは風邪の一種という認識を持っている人がいますが、この病気になる原因がことなっているので全く別の病気です。ただし、その症状は発熱と鼻水、咳などとよく似ていますが、その中でも大きく異なっているのは風邪では高熱を生じる割合が低くなっているのに対して、インフルエンザでは高い確率で多くなっているということでしょう。この理由はインフルエンザが発症する原因はウイルスであり、このウイルスが体内に侵入すると撃退するために元から備わっている白血球が活発に活動するため、その作用で発熱を伴ってしまうからです。この白血球による発熱は急激な上昇をすることが多く、風邪よりも注意する必要があります。発熱が継続すると体に悪影響を及ぼすので冷やしますが、基本的にはインフルエンザの場合は体の中に入ったウイルスを駆逐するための産物であるため、体全体を冷やすと逆効果になります。白血球が活発に動くためには温度が必要であり、体全体を冷やすと活動が鈍くなってウイルスを減らすことができません。そのため体を冷やすのではなく、頭や脇の下など大きな血管がある場所だけを冷やし、局部的に冷却することが効果的です。

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